鳥取の家
一つに、日本本土といっても
北は北海道から南(西)は九州まで、約1,500kmと弓状に長い地形をしています。
約1,500kmと長い地形のどこでも同じような住居が適しているのでしょうか?
日本の最先端を行く東京。
その東京で適している住宅が、私たちの暮らしている鳥取県でも適合する住宅となりうるかをみてみましょう。
最高・最低気温(2017) (気象庁データより)
東京 | 鳥取 | |||
最高気温(8月) | 30.4℃ | | ・ | 最高気温(8月) | 34.7℃ |
最低気温(1月) | 1.7℃ | | ・ | 最低気温(1月) | -3.2℃ |
最高低差 | 28.7℃ | | | 最高低差 | 37.9℃ |
東京と鳥取県でも、このように最高・最低温度の差には大きな開きがあります。
このように気温差を見るだけでも、東京で良しとされている住宅が、ここ鳥取県でも同様に良い住宅であるとは一概にはいえないようです。
では、鳥取の住宅環境の 問題点 と 解決策 を見てみましょう。
〇 鳥取の家 〇
問題点
気候 梅雨 湿気がとても高い。
夏 38℃ちかくにもなる。
冬 -5.0℃にもなる。
解決策
●壁の中の通気の確保
外壁部分に合板を使わない。
内装の仕上げに適度に杉板を使う。
・通気性が良い。
・将来も材料がある。
・断熱材は板状のものを使う。
●屋根(軒先)・庇を延ばす。
・外壁の温度を下げる。
・室内の温度も下がる。
・外壁を護る。
・夏の日差しを和らげ、冬の日差しを取り込む。
●外壁の仕上げ・断熱材を考慮する。
・外壁に板を使えば、外湿気をしっかり緩和することでシックハウスを防ぐ。
・光熱費の削減につながる。
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ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなどの化学物質は
気温が20℃以上になると出やすくなる。
30℃だとしっかり出る。
換気すれば大丈夫です。
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間取りのコツ
・お互いのプライベートを大切にできる間取り
・台所が家族の中で孤立しない間取り
・大家族が集まれる居間
間取り(環境)
光 できるだけ上から
風 夏・梅雨 東西・南北を通り抜ける
音 間取りで緩和させる(杉板は木の中で一番音を吸収する)
空気 杉板を使う事で調湿作用がある。 クロスや合板ばかりだと、室内が湿気る
(湿度を含む)
※湿度が高いと、化学物質・ダニ・カビが発生しやすくなる。
↓
シックハウス症候群になりやすい