ちょこっと豆知識
家を新築するときの名義は・・・・・❔ No.2
2022-11-16
前回は夫婦共有名義のメリットについてお話しましたが、
対してデメリットはどのようなものでしょうか。
〔1.不動産の処分に共有者全員の同意が必要になる〕
処分には、建物を取り壊すなど物理的なものと、不動産の売却のように権利的なものがありますが、どちらの処分に対しても、共有者全員からの同意の意思をもらう必要があります。
〔2.離婚時の財産分与が複雑になる〕
夫婦で共有名義の場合、売却して現金で折半するといった合意が出来れば話が早いのですが、実際は「離婚後も住みたいから家が欲しい」といったお話はよくあるものです。
〔3.持分割合と出資割合をそろえないと贈与税が発生する〕
持分割合の決め方によっては、贈与税が課税されることにも注意が必要です。
共有不動産を購入する際、支払った費用の割合と持分の割合がずれていると差額分は贈与があったとみなされてしまいます。
当然、費用を全く負担していないのにも関わらず、共有者として登記した場合も贈与税が課税されますので注意しましょう。
今回、例に上げた部分は一例とはなりますが、共有名義にすることはメリットもあればデメリットとなる事もあります。
一度共有名義にした後に個人名義にするのは難しいものです。
多くの内容からご自身に合った名義はどちらなのか判断してください。